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「サッカー人生は短い」大学時代に見た景色と異国で掴んだ結果からの信頼 / CFビラノバ初代日本人プレーヤー 笹原 大 選手(現スロバキアFTCフィラコボ所属)インタビュー前編

  • 3月13日
  • 読了時間: 6分

CFビラノバには2024-2025シーズンまで所属していた日本人選手がいました。日本でのプロジェクトがスタートする以前にいた1人目の日本プレーヤーの名は笹原 大(ササハラ ダイ)。

カタルーニャ1部から現在の全国5部への昇格を決めたシーズンで主力としてプレーし、チームにもファンにも愛された笹原選手に、インタビュー当日の夜に現所属チームでリーグ戦が開幕するというお忙しい中、自身の経歴やスペインのリーグ、また、ROAD TO SPAINやCFビラノバトーキョーによる日本でのプロジェクトについてお話を伺いました。





笹原 大 選手

生年月日:1999年9月14日

所属:FTC FILAKOVO(スロバキア)

過去所属クラブ:CF VILANOVA(スペイン)、AE PRAT(スペイン)、阪南大学、大宮アルディージャユース、大宮アルディージャJr.ユース




「サッカー人生は短い」大学時代にみた景色



インタビュアー(以下、Q):本日はお忙しいところありがとうございます。現在所属されているチームや地域はどうですか?


笹原 大 選手(以下、笹原):町がすごく田舎で大変です。バスに1回乗り過ごすと次に来るのが2時間後とかです。こういうところに住むのは初めてなのでびっくりしています。ただ、バスに乗ったところで隣町も田舎なのでバスでどこかに行くということも無いんですけどね。田舎過ぎてやることもないのでサッカーに集中できる環境ではあります(笑)


クラブが用意してくれた部屋も目の前がチームのグラウンドなので、いつでもサッカーができるんです。サッカーをするには良い環境なのでそういう面では充実していますね。




Q:ビラノバ退団後、エージェントを通して今のスロバキアのFTCフィラコボに入団されたのですか?


笹原:そうですね。エージェントにチームを紹介してもらって練習参加させてもらいました。僕みたいな選手が10人以上いて最終的に契約できたのは5人でした。


スロバキアリーグは外国人枠があり、スタメンで出られる外国人は4人までなので、受かった5人の内1人は絶対にベンチスタートになります。だから毎試合競争に勝つ必要がありますね。



Q:スタメンの11人の中に入る事だけでなく、外国人枠の争いにも勝たなければいけないのですね。ビラノバにはどういった経緯で入団されたのでしょうか。ビラノバが初めての海外挑戦をされたチームですか?


笹原:いいえ。1年目はスペインの別のチームでプレーしていました。1シーズン終えた後、その時のエージェントの方にビラノバを紹介してもらいました。今回と同じように練習参加という形から入団しました。


 

Q:なるほど。日本から飛び出してスペインに行こうと思ったのはなぜですか?


笹原:僕はもともと大学生のときからプロ志望でした。1、2回生までは結構順調にトップチームのスタメンで出させてもらっていたんですけど3、4回生あたりからなかなかちょっと試合に出る機会が少なくなっちゃって。


このままだと現実的にプロへの道っていうのは厳しいかなと思って。JFLとか社会人チームでやるって選択肢もあったんですけど、 小さい頃からヨーロッパの方でプレーしたいな、とも思っていて。


じゃあもう別に日本でプロじゃなくても海外で、一発目でそこでプロになるために人生をかけて挑戦しようかな、と思って挑戦しましたね。サッカー人生は短いんで。



Q:いま、日本でプロになっていくのは難しい。とおっしゃいましたけどスペインや海外って意外とアマ→セミプロ→プロって地続きになっているじゃないですか。そこと比べて、日本で大学にいたときに「プロは難しいな」って思った感覚とか理由ってなんだったかって分かります?


笹原:やっぱり大学でスタメンじゃなかったので。ぼくが行っていた大学だったら3、4回生のときにスタメンで出られたら結構注目もされて、Jリーグのチームからもしかしたらオファーまでいかなくても練習参加には行けるかなと思っていたんですけど、スタメンで出ることがあっても連続してじゃなかったので。


だからそれでは厳しいな、プロのスカウトの目にとまってないだろうな。と思ってそれでシフトチェンジしました。




結果から『ダイに預けておけば大丈夫だ。』と信頼された



Q:実際に環境を変えて、スペインに行ってプレーしてみてどうでしたか?


笹原:正直言うと、足元の技術とか日本の方が断然レベルが高いなっていうのが最初の印象で、練習でも強度は絶対日本の方が高いし本気でやっているんですよ。


ただ、公式戦とかになったら相手チームはもちろん、味方の選手も目つきが変わり、選手の雰囲気が全然違いました。


チームで練習していたら「なんで俺このレベルで練習しているのかな」って感じなんです。正直な話。けど公式戦は球際のところだったり、当たりの激しさだったりが練習と2倍、3倍違いました。


スペインでの初めての公式戦はちょっとびっくりしましたね。 で、考えたらやっぱり日本は、そこの「戦う」というところが、海外と、スペインとは差があるなというのは実感しました。



Q:その環境の中でプレーしていて、 ビラノバ在籍時は基本的にスタメンで出られていたと思うんですけど、継続して出てみてその中で感じたこととかプレーのレベル、自分の自信、感触とかそういうのはどうでしたか?


笹原: ビラノバ最初のシーズンは自分のプレースタイルをわかってはもらっていたんですけど、信頼の部分でなかなかボールをもらえないとかがありました。でも練習中からどんどんゴールとかアシストとか結果を出していったらチームもだんだん信頼してきてくれました。


そこからどんどんボールが来るようになったっていうか『ダイに預けておけば大丈夫だ。』みたいな感じになったので、自分は結果を出して、チームメイトに信頼をされたんだと思います。


僕は後ろの選手なので前の選手より目立つことは難しかったんですけど、外国から来ている人は絶対に目立たないといけなかったので。特にビラノバでの2シーズン目は 1シーズン目よりも更に結果にフォーカスして、どんどんシュートや、前線に絡むということは毎試合意識していました。




→ 後半では、笹原選手の現地でのさらなる経験とこれから海外に出ていきたい選手へ自身の経験からのアドバイスなどを伺った内容をお届け致します。




☆笹原大選手のSNSもフォローして、是非応援のほどよろしくお願い致します。


笹原 大 選手

生年月日:1999年9月14日

所属:FTC FILAKOVO(スロバキア)

過去所属クラブ:CF VILANOVA(スペイン)、AE PRAT(スペイン)、阪南大学、大宮アルディージャユース、大宮アルディージャJr.ユース


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